自費サービスと介護保険サービスの違い。買い物で比べる
文:ライフサポート熊谷

自費サービスと介護保険サービスは、認定と対象条件が大きく異なります
高齢の親の買い物をサポートしたい、または自分の買い物が負担になっているとき、介護保険の訪問介護と民間の買い物代行という2つの選択肢があります。どちらを選ぶかは、介護認定の有無と、生活の状況によって変わります。この記事では、2つのサービスの違いを買い物という具体的な場面で比較し、どのような状況でどちらを選ぶとよいのかを整理します。
介護保険サービスを使う条件
介護保険の訪問介護で買い物支援を受けるには、3つの条件が必要です。
まず、要介護または要支援の認定を受けていることです。熊谷市では、大里広域市町村圏組合の介護保険課に申請し、調査と審査を経て認定を受けます。
次に、ケアマネジャーが作成するケアプランに買い物支援を位置づけることです。介護保険は、認定を受けただけでは利用できません。ケアマネジャーと相談し、「どのような買い物支援が必要か」を計画に組み込む必要があります。
3つ目は、同居家族の状況です。一般に、同居している家族がいる場合、生活援助(買い物を含む)は原則として算定できません。ただし、家族が障害や疾病などで家事ができないなど、やむを得ない事情がある場合は、例外的に利用できることがあります。個別の判断はケアマネジャーやお住まいの地域包括支援センターに確認してください。
自費サービスを使う条件
民間の買い物代行サービスは、これらの条件がありません。
介護認定の有無を問わず、誰でも利用できます。高齢者だけでなく、仕事や育児で忙しい世代、体調不良のときなど、生活の段階に応じて気軽に頼むことができます。
ケアプランへの位置づけも不要です。思い立ったときに、電話やメール、SNSで依頼できます。
同居家族の有無も関係ありません。一人暮らしでも、家族と同居していても、自分たちの判断で利用を決められます。
具体的な状況で比べる
介護認定を受けている場合
要介護認定がすでにあり、ケアプランに買い物支援が位置づけられていれば、介護保険の訪問介護を利用できます。保険の対象となるため、一定の自己負担で利用できます。
ただし、同居家族がいる場合は利用できないことが多いため、その場合は民間の買い物代行を選択肢として考えることになります。
介護認定がない場合
介護認定を受けていなければ、介護保険の訪問介護は利用できません。この場合、民間の買い物代行が選択肢になります。
また、熊谷市には、おおむね65歳以上の一人暮らし高齢者などを対象とした「軽度生活援助」という市の事業があり、買い物支援を含みます。一定の条件と利用時間の制限がありますが、介護認定がなくても利用できます。詳しくは、熊谷市 長寿いきがい課に問い合わせてください。
熊谷市での相談先
介護保険と民間サービスのどちらが合っているのか判断に迷う場合、熊谷市の地域包括支援センターに相談できます。生活の状況を聞いた上で、利用できる選択肢をアドバイスしてくれます。
介護保険外の買い物支援について、制度全体を整理したページも参考になります。
ライフサポート熊谷との関わり
ライフサポート熊谷は、介護保険とは関係のない民間の買い物代行サービスです。介護認定の有無を問わず、熊谷市・深谷市・行田市・東松山市(2026年9月スタート予定)で利用できます。
「介護認定がないので介護保険は使えない」「同居家族がいるので訪問介護の対象外」という場合でも、買い物の負担を減らす手段として利用できます。食材、日用品、ドラッグストアの商品など、日常の買い物全般に対応しています。
買い物代行サービスの詳細や、ご利用の流れも参考にしてください。
自分たちに合った選択肢を見つける
介護保険と民間サービスは、どちらが「良い」のではなく、生活の状況によって使い分けるものです。
介護認定がある場合は、まずケアマネジャーに買い物の相談をしてみてください。認定がない場合や、認定があっても同居家族がいる場合は、民間の買い物代行や市の軽度生活援助が選択肢になります。
複数の選択肢を組み合わせることもできます。たとえば、一部は家族でサポートし、一部は民間サービスを利用するなど、無理のない形を作ることが大切です。
制度は変わることがあるため、最新の情報は熊谷市 長寿いきがい課や地域包括支援センター、各事業者に確認してください。
この記事に関するよくある質問
介護認定を申請するまでの間、買い物支援を受けることはできますか?
介護認定の申請から認定結果が出るまでには時間がかかります。その間は、民間の買い物代行サービスを利用することで、買い物の負担を減らすことができます。また、熊谷市の軽度生活援助の対象条件に合えば、そちらも利用可能です。詳しくは長寿いきがい課に問い合わせてください。
介護保険の訪問介護と民間サービスを両方使うことはできますか?
一般に、両方を同時に利用することはできません。介護保険の訪問介護で買い物支援を受けている場合、民間サービスの利用はケアマネジャーに相談してください。同居家族がいるなど、介護保険の対象外になる場合に限り、民間サービスを利用することになります。